こんにゃくダイエット

こんにゃくを食べてダイエット

こんにゃくを食べてダイエット

最初にお断りしておきますが、「こんにゃくダイエット」といっても、こんにゃくしか食べない、といった単品ダイエットではありません。「コレしか食べない」などという単品ダイエットは少なからず破綻します。

まず「こんにゃく」について。
こんにゃくは一般的な食べ物ですので誰でも知っているでしょうが、もう少し詳しく知っておきましょう。

こんにゃく自体はほとんどカロリーがありません。
こんにゃくの主成分は「グルコマンナン」というものですが、これには食物繊維が含まれています。
食物繊維は脂肪や糖質など肥満の原因の吸収を阻害する効果を持っています。
さらにグルコマンナンは水溶性ですので水を吸って膨張します。つまり水分と一緒にこんにゃくを食べると、満腹感を得られやすくなり、食べすぎを防ぐ効果があるのです。
また、グルコマンナンの膨張は腸内の便の量も増やす結果となり、それが腸壁を刺激して便意を催します。食物繊維自体が便通を良くする効果がある上に、このような便意を促進する効果によって便秘の解消に役立ちます。
腸内をキレイにすることは、結果的にダイエット効果の促進にもつながるといえますので、こんにゃくパワーを借りない手はないでしょう。

さらにさらに、こんにゃくはカルシウムを含んでいますので、ダイエット時に不足しがちなカルシウムを補給することもできます。

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こんにゃくダイエットとは

こんにゃくダイエットは、基本的に前述したようなダイエット効果のある「こんにゃく」を、食生活の中にうまく取り込んでいくというものです。
こんにゃくしか食べたらだめ、というものではなく「普段の食事のおかずの中に意識的にこんにゃくを取り入れていきましょう」というものです。

こんにゃくはカロリーがほとんどありませんので、おかずの中にこんにゃくを入れるということは、食べる量は同じでもカロリーを抑えることができるということなのです。
また、こんにゃくの主成分のグルコマンナンは腸内のコレステロールや脂肪分を取り込み、便と一緒に排出するのです。

ポイントは「いかに食生活の中にこんにゃくを取り込んでいくか」という点です。とうぜん和風の料理で煮物やおでんなどを作れば自然にこんにゃくの出番は増えますね。
そもそも和食は、ヘルシーな傾向がありますので、和食中心にすること自体がダイエットに有効なのです。
しかし、いつもこんにゃくを使うのは難しいでしょう。

そんなときは市販のこんにゃく食品を試してみてはいかがでしょうか。
例えば、「こんにゃくラーメン」や「こんにゃくうどん」というものも売られています。
最近は子供や老人が喉に詰まらせるということで問題になった「こんにゃくゼリー」というのもありましたね。お手軽にこんにゃくを取り入れられるので愛用していた人も多いと思うのですが、残念です。

何がなんでもこんにゃくを食べよう、とすると無理があり、長続きしませんので「意識的にこんにゃくを取り入れる」程度に考えておきましょう。
おからダイエットなど、他の食べ物ダイエットと同時に行うことにより、よりレパートリのある食事を楽しみながらダイエットをすることができるでしょう。
ダイエットに執着するあまり、栄養のバランスが偏らないように気をつけましょう。

こんにゃくダイエットの注意点

食生活にこんにゃくを取り入れてシェイプアップ!

食事の中にこんにゃくを取り入れると、ダイエットに嬉しい効果があるということは、これまでの説明でお分かりになったかと思います。

・超低カロリーで太りにくい。
・水分を吸収してふくらみ満腹感を得られやすい。
・腸内の便の量を増やし、便意を促進する。
・食物繊維が豊富で便通を良くする。
・腸内のコレステロールや脂肪分を便と一緒に体外に排出する。

このように、主に食べる量を抑制する効果、腸内をキレイにする効果、があります。便秘の人にはお勧めといえるでしょう。

こんにゃくダイエットを行うにあたっての注意点は、「こんにゃくを食べている、という油断で砂糖や油をたくさん使った料理を食べたり、量を食べ過ぎたりしない」ということです。
これはこんにゃくダイエットに限った話ではないのですが、「これだけ運動したんだからちょっとくらい食べても良いだろう」とか、せっかくの効果を台無しにする行動をとりがちなのです。

「これをしたから、これくらいOKだろう」という考えは、危険です。
なぜなら、一般に痩せる効果より、太る効果の方が簡単に得ることができるからです。
つまりダイエット効果のあることをした後に、太る原因となる行為をすると、太る効果の方が大きい可能性が高いのです。

こんにゃくダイエットは、食事を工夫するだけで行えるお手軽なものです。
おそらく、このようなお手軽なダイエットを複数同時並行で実行し、またその状態を一般的なものにすることにより、痩せる、そして太らない生活となることでしょう。
そして、何のダイエットでも同じことですが、最終的に「太る原因となる行動」を減らすことが重要なのです。

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